南海電鉄は2021年7月1日(木)、南海6200系電車の定期検査で、台車に亀裂を確認したと発表しました。その後、他の車両の緊急点検も実施し、合わせて3両・4台車から6箇所の亀裂が確認されました。
この事象は6月14日(月)、高野線の難波~橋本駅間で運用している6200系の定期検査中に1両・2台車に3箇所の亀裂が判明。同社はその後6月29日(火)までに6200系と同形式と類似形式の台車(39両・78台車)について、緊急点検を実施。2両・2台車から3箇所の亀裂を発見しました。亀裂の長さは最大で約205ミリメートル(mm)ありました。
南海電鉄は、原因については調査中とし、今後類似した構造の台車を点検していきます。また、原因が判明するまで、6200系と同形式、類似形式の台車について、現状4年に1度実施している磁粉探傷検査を2年に1度行います。