あのファッションデザイナーが監修「京成AE形」、11年前の7/17運行開始

ニュース画像:TOKYO2020オリンピックのラッピングが施された「AE8」(masakiさん撮影) - 「あのファッションデザイナーが監修「京成AE形」、11年前の7/17運行開始」
TOKYO2020オリンピックのラッピングが施された「AE8」(masakiさん撮影)

©masakiさん

11年前の2010年7月17日、京成AE形電車(2代)「スカイライナー」が営業運転を開始しました。成田スカイアクセス線(成田空港線)開業と同時に華々しくデビューした「AE形」は、世界的に著名なファッションデザイナー・プロデューサーの山本寛斎氏が手掛けた車両としても知られています。

AE形は、在来線では国内最速となる最高時速160km(キロ)で走行し、日暮里と成田空港を最速30分台で結ぶ特急列車です。製造は日本車輌と東急車輛が担当、8両9編成72両が宗吾車両基地に在籍しています。

ニュース画像 1枚目:2020年に10周年を迎えた際の記念ラッピング「AE3」(デルさんさん撮影)
2020年に10周年を迎えた際の記念ラッピング「AE3」(デルさんさん撮影)

©デルさんさん

車体のデザインコンセプトは「風」。先頭部分はスピード感溢れるシャープなエッジで 「風」を表現しています。カラーは、日本古来の伝統色の藍色にメタリックを配し、現代的にアレンジした「ウインドブルー」で日本と世界を結ぶ列車であることを発信しています。車体側面に施された「ストリームホワイト」は、白の中の白を目指し、 新生スカイライナーのスピード感とシャープさをいっそう引き立てています。

ニュース画像 2枚目:スタイリッシュな車内(AKIRAさん撮影)
スタイリッシュな車内(AKIRAさん撮影)

©AKIRAさん

車内デザインコンセプトは、無駄なものをなくし、すっきりとしながらきめ細やかな配慮は忘れない、透明感と美しさにあふれる空間を表現した「凛」です。開放感のあるドーム型の高い天井や日本の伝統的な柄である「市松模様」をアレンジした床、ゆとりのある座席など、シャープなデザインを表現しながら快適に過ごせる空間となっています。

201年9月には、「スピード感あるシャープな外観と高品質で快適な車内空間」が高く評価され、グッドデザイン賞を受賞、2011年には鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞しています。

ニュース画像 3枚目:初詣期間に運転される「シティライナー成田山開運号」(Kazoo8021さん撮影)
初詣期間に運転される「シティライナー成田山開運号」(Kazoo8021さん撮影)

©Kazoo8021さん

2021年現在、「スカイライナー」は新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴い、本数を減らしての運行を余儀なくされています。近い将来、京成電鉄の顔であるAE形は、「フラッグシップトレイン」として再び日本と世界を結ぶ空の玄関口「成田空港」から多くの乗客を乗せて走る姿を見られることでしょう。

  • ニュース画像:TOKYO2020オリンピックのラッピングが施された「AE8」(masakiさん撮影)

    TOKYO2020オリンピックのラッピングが施された「AE8」(masakiさん撮影)

    ©masakiさん

  • ニュース画像:スタイリッシュな車内(AKIRAさん撮影)

    スタイリッシュな車内(AKIRAさん撮影)

    ©AKIRAさん

  • ニュース画像:2020年に10周年を迎えた際の記念ラッピング「AE3」(デルさんさん撮影)

    2020年に10周年を迎えた際の記念ラッピング「AE3」(デルさんさん撮影)

    ©デルさんさん

  • ニュース画像:初詣期間に運転される「シティライナー成田山開運号」(Kazoo8021さん撮影)

    初詣期間に運転される「シティライナー成田山開運号」(Kazoo8021さん撮影)

    ©Kazoo8021さん

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