7年前の2014年7月18日(日)、東京モノレール10000形電車がデビューしました。製造は日立製作所が担当、2021年1月現在までに6両7編成42両が製造され、昭和島車両区に在籍しています。
10000形は、「スマートモノレール」をコンセプト設計されています。車体は、無塗装のヘアライン仕上げを採用、アルミの質感を生かした清潔感のあるデザインです。側面は、沿線の「空・海・緑」をイメージしたブルーからスカイブルーに変化するグラデーションとグリーンを組み合わせたデザインとなっています。また、自動車では設置が義務づけられている車幅灯をモノレール車両として初めて設置、ブルーに光るLEDライトが前照灯の下に帯状に配置されています。
車内は羽田空港アクセスとして国内はもちろん、海外からの利用者のニーズに応えるため、車内にはスーツケース用の置場の充実や、座席や車両間貫通扉などに「和」のおもてなしを演出するデザインを採用しました。また、人と環境に優しい「スマート」な車両を目指すため、無線LANサービスや安全性向上に加え、空調効率を高めるため車両間の仕切りには、ガラスドアを採用。「省エネルギー性」、「環境性」にこだわり、最新技術を積極的に採用した車両です。
デビューから7年、1000形、2000形とともに、モノレール浜松町から羽田空港第2ターミナル間で空港快速、区間快速、普通列車と全ての種別で運用されています。