JR九州、記録的な大雨で被害128件発生 運休6,200本で38万人に影響

ニュース画像:豊後中川~天ケ瀬間「第四玖珠川橋りょう橋脚」周りの護岸損傷 - 「JR九州、記録的な大雨で被害128件発生 運休6,200本で38万人に影響」
豊後中川~天ケ瀬間「第四玖珠川橋りょう橋脚」周りの護岸損傷

©JR九州

JR九州は、2021年8月11日(水)から8月17日(火)まで7日間の大雨による被災状況を公表しました。JR九州管内で、21路線で運転を見合わせ、6,200本の列車を運休、約38万人に影響が発生しました。久大本線、佐世保線をはじめ複数の路線で、橋りょう上の線路の変状、線路の冠水をはじめとする被害が発生。同社全体で128件の被害が確認されており、路線によっては復旧に時間を要する見込みです。

主な被災状況は、久大本線の杉河内~北山田間「第十玖珠川橋りょう」で、線路に変状が発生。また、斜面崩壊、道床流出等の線路災害や橋脚周りの護岸損傷など計21件の被害が確認されました。8月19日(木)現在、日田~豊後森間の復旧の見通しは立っていません。なお、同区間は、8月23日(月)からバス代行輸送を実施します。

ニュース画像 1枚目:北方駅構内で浸水した「特急みどり号」(線路上から約1.6m)
北方駅構内で浸水した「特急みどり号」(線路上から約1.6m)

©JR九州

佐世保線では、大町駅、北方駅、高橋駅において、信号機器室への浸水により信号装置などの電気設備が被災しました。このうち、北方駅では雨規制に伴い運転を見合わせた特急みどり号の車両が、線路上から約1.6mの高さまで浸水しました。このほか、冠水による踏切設備の被災や道床流出など38件の被害が確認されています。8月19日(木)現在、運転を見合わせている肥前山口~武雄温泉間は、8月23日(月)からの運転再開を目指して復旧工事が進められています。

また、今後の気象状況や調査の進捗により被災箇所の増加が見込まれています。

期日: 2021/08/11から

  • ニュース画像:豊後中川~天ケ瀬間「第四玖珠川橋りょう橋脚」周りの護岸損傷

    豊後中川~天ケ瀬間「第四玖珠川橋りょう橋脚」周りの護岸損傷

    ©JR九州

  • ニュース画像:北方駅構内で浸水した「特急みどり号」(線路上から約1.6m)

    北方駅構内で浸水した「特急みどり号」(線路上から約1.6m)

    ©JR九州

もっと、詳しく見る!

ニュースURL

関連ジャンルニュース

このニュースの関連ジャンルのニュースを紹介しています。