引退から19年、初代ロマンスカー「SE」が自宅で蘇る 座席がソファにリプロダクト

ニュース画像:ロマンスカーミュージアムの3000形(初代)SE(BBsanさん撮影) - 「引退から19年、初代ロマンスカー「SE」が自宅で蘇る 座席がソファにリプロダクト」
ロマンスカーミュージアムの3000形(初代)SE(BBsanさん撮影)

©BBsanさん

小田急エージェンシーは2021年9月1日(水)から、小田急3000形電車の特急ロマンスカー「SE」の装備品をリプロダクトしたソファなどのアイテムを販売します。1992年に引退した初代ロマンスカー「SE」の数少ない貴重な座席や開閉窓が、19年の時を経て自宅のインテリアとして蘇ります。

装備品のリプロダクトは、小田急ロマンスカーの50000形VSE、60000形MSE、70000形GSEなど数々の車両デザインを手がけた「岡部憲明アーキテクチャーネットワーク」と、山形県天童市に本社を構える日本を代表する家具メーカー「天童木工」がコラボレーションして実現しました。懐かしい車両の部品に新たな役割を宿す全5アイテムを数量限定で販売します。

商品の販売期間は9月1日(水)10時から11月30日(火)23時59分まで、チケットぴあの特設販売サイトから受け付けます。商品はすべて税込・配送料設置費込みの価格です。購入特典として、購入者全員にSE車内で使用された車内装備品3点(折たたみテーブル・カーテンフック・衣類フック)のプレゼントと、小田急電鉄の購入証明書が発行されます。販売収益の一部は、引退したロマンスカー車両の保存管理費用として活用されます。

なお、9月1日(水)から9月30日(木)まで、新宿駅南口の「小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」20階エレベータホールにて全商品を展示、実際に確認できます。

小田急3000形「SE」は、1957年にデビューした初代ロマンスカーです。軽量化、低重心化に加え、空気抵抗を抑える超流線形の車両は、高速試験で当時の狭軌鉄道の世界最高速度145km(キロ)を樹立しました。 また、バーミリオンオレンジをベースにシルバーグレーと白線をあしらった斬新なカラーリングも話題を呼びました。1958年に第1回ブルーリボン賞を受賞、1992年に引退しました。

■SE・ロマンスソファー:440,000円 7脚の限定販売

ニュース画像 1枚目:SE・ロマンスソファー
SE・ロマンスソファー

©小田急エージェンシー

3000形SEの座席をそのまま使用したソファーです。車体色のツートンを彷彿させるグレーで塗装された台座は、ハの字の足が無機的な座席を有機的に見せてくれます。

■SE・ロマンスカーテーブル:650,000円 2台の限定販売

ニュース画像 2枚目:SE・ロマンスカーテーブル
SE・ロマンスカーテーブル

©小田急エージェンシー

SEの画期的な技術のひとつ、連接台車の床(桟板)を、テーブルとしてリプロダクトしています。「SE・ロマンスソファー」とセットで置けば、リビングがSEの車内に一変します。

■SE・走る喫茶室サイドボード:650,000円 1点の限定販売

ニュース画像 3枚目:SE・走る喫茶室サイドボード
SE・走る喫茶室サイドボード

©小田急エージェンシー

SEの名物であった「走る喫茶室」と呼ばれたカウンターの向かいに設置されていたショーケースがサイドボードに生まれ変わりました。ボードの扉は最新のロマンスカー・GSEをイメージした「ローズバーミリオン」カラーで仕上げられています。

■SE・邂逅灯(ライトスタンド):350,000円 10点の限定販売

ニュース画像 4枚目:SE・邂逅灯(ライトスタンド)
SE・邂逅灯(ライトスタンド)

©小田急エージェンシー

SEの天井に設置されていた蛍光灯カバーをリプロダクトした邂逅灯(かいこうとう)です。スタンドのカラーは最新のロマンスカー・70000形GSEの車体色で塗装、初代SEと最新GSEのロマンスカーがリビングで邂逅します。光源にLEDを使用し、長時間の使用にもお勧めです。

■SE・ガラスキャビネット:450,000円 2点の限定販売

ニュース画像 5枚目:SE・ガラスキャビネット
SE・ガラスキャビネット

©小田急エージェンシー

SE客用扉とは逆側の窓のみに使用されていた、非常用に蝶番(ちょうつがい)で開くロック付きの開閉窓を、キャビネットのガラス戸に加工した商品です。見た目よりも薄く一般家庭でも置く場所を選ばないサイズ感で、飾り棚として自慢のコレクションケースに活用できそうです。

期日: 2021/09/01 〜 2021/11/30

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