JR北、2022年春に函館線など7駅の廃止・列車本数見直し検討 固定費削減目指す

JR北海道は2021年9月15日(水)、 2022年春のダイヤ見直しについて発表しました。この中で、極端に利用客が少ない函館線5駅を含め、合計7駅の廃止と列車本数等の見直しにより、輸送力の適正化や動力費の削減を図る方針を示しました。

廃止を検討しているのは、函館線で5駅、宗谷線で1駅、花咲線で1駅の計7駅で、現在関係自治体と協議を行っています。

列車の見直しは、札幌〜釧路間の特急「おおぞら」で、閑散期に自由席を2両から1両へ減車、札幌〜旭川間の特急「ライラック」は2本を臨時列車化、土休日運転の臨時「カムイ」 4本は、利用状況にあわせて運転日の縮小を検討します。

普通列車については、札幌圏では、通勤通学利用が減少する土休日に10本程度を運休、学園都市線の日中時間帯や夕方の通勤時間帯の運転本数・編成両数を見直します。札幌圏以外の普通列車についても、計20本程度の減車する方向です。

同社は、新型コロナウイルス感染症まん延の影響で、利用者の減少が続いていることを踏まえ、アフターコロナも見据えて、需要の変化に柔軟に対応できる輸送体系を目指します。今回の見直しで、動力費が7千万円、駅の廃止で約1千万円、年間計8千万円の固定費削減が可能と見込んでいます。

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