田園都市線8500系車両を特別販売
東急電鉄は2021年10月1日(金)、東急8500系電車の特別販売を実施すると発表しました。8500系は現在、2020系車両の導入に伴い順次廃車が進んでいます。これまで、廃車になった8500系の車号板やつり革などの廃車部品を同社WEB通販サイトで販売してきました。今回新たな取り組みとして、今後廃車予定の8622・8630編成の車両まるごと1両176万円や、先頭部分のカットモデル242万円、運転台85万円のほか、コルゲート(車体側面)部分などを販売します。
2020系との置き換えが進む8500系は、田園都市線を中心に活躍し、9月現在、残すところ4編成の在籍のみとなります。今回販売されるのは、このうち2編成の車両の8522号・8622号・8530号・8630号です。車両1両販売は台車・床下機器等を含むそのままの販売で、本体価格176万円のほかクレーンチャーター費、レール・枕木・砂利・屋根の設置など設置場所の整備費、設置・メンテナンス費用などが別途かかります。先頭部分カットモデルは、車両の先頭部を希望の長さにカットし、切り口などを加工した上で販売、運転台は車体から取り外し、各パーツを分解した状態で販売、別途組み立て費用がかかります。
申し込みはメールで受け付け、8522号・8622号を希望の方は10月20日(水)まで、8530号・8630号を希望の方は11月20日(土)までです。なお、受付は先着順ですが、購入にあたり様々な制約があることから、社内審査の上、車両を適切に保存することが可能と判断できる方と「売買契約」を締結して販売します。 8622号・8630号は感電事故防止のため、バッテリーを取り外した状態での販売となります。
