テレビアニメ版「鬼滅の刃 無限列車編」が、2021年10月10日(日)からフジテレビ系列で放送されます。今回放送される第1話は、「劇場版 無限列車編」へ続く完全新作エピソードで、煉獄杏寿郎が鬼殺隊本部を旅立ち、無限列車へと向かう道中の任務が描かれています。予告編では、出発前の8620形蒸気機関車がモデルとされる「無限列車」が入庫している5線のレンガ造りの機関庫が映し出され、SNS等で話題となっています。国内にはSLが活躍していた当時の面影を残す機関庫がいくつか残されており、現役で活躍している箇所も存在します。今のところ、アニメに登場した機関庫のモデルの有無は分かりませんが、レイルラボでは、ここではないかと思われる当時の面影を残す機関庫をいくつかご紹介します。
形・レンガ造りは瓜二つ?な旧糸魚川機関区の機関庫
1912年(大正元年)、新潟県糸魚川市の糸魚川駅構内に作られました。2010年、北陸新幹線開業のため、惜しまれながら解体されています。
赤レンガはまるで明治・大正時代!新設された東武鉄道下今市機関区の機関庫
この機関庫は2017年に下今市駅構内に新設された機関庫です。2020年には増設工事を実施、3線の機関庫となりました。東武鉄道ではSLの3機体制での運行を予定していて、令和の時代にSLが多く在籍する活気ある機関庫になりそうです。
明治大正の面影ならここ!現役で活躍している旧新庄駅機関庫
1903年(明治36年)に新庄駅構内に設置された機関庫です。赤レンガと木造で作られた機関庫は2008年、近代化産業遺産に認定されました。
圧巻の扇形!!多くのSLが当時の活気を彷彿とさせる梅小路運転区の機関庫
1914年(大正3年)に梅小路機関庫が発足、現在は京都鉄道博物館に隣接し、たくさんの種類のSLを一度に楽しむことができます。
いかがでしたか?皆さんはどこの機関庫が似ていると思いますか?または行ってみたい場所はありましたか?今回紹介した以外にも日本には、まだまだ多くの機関庫が存在しています。鉄道を利用して機関庫をめぐる旅なども楽しそうですね。
なお、テレビアニメ版「鬼滅の刃 無限列車編」は初回の10月10日(日)は23時15分から放送、2話目以降は無限列車での任務を約70カットの新作映像・新規BGM等を追加して全7話で放送されます。そして、1話で登場予定の素敵な機関庫にもぜひ注目してみてください。