JR九州の新たなD&S列車(デザイン&ストーリー列車)となる787系特急列車「36ぷらす3」が2020年10月16日にデビューして2021年に1周年を迎えました。「36ぷらす3」は、九州全土を円を描くように運行します。全ルートの走行距離は1,198キロとなり、環状する列車としては寝台列車を除いて、世界一の壮大な「わ」を作ることのできる列車です。
使用車両はJR九州787系電車のBM-15編成を改造、BM-363編成に生まれ変わりました。車体はこれまでの787系のグレーからブラックメタリックを纏っています。車内はオールグリーン車で3名から6名までの趣向を凝らした個室や、床に畳を使用した座席では靴を脱いでゆっくりとくつろぐこともできます。
10月15日(金)からは、D&S列車内で酒類の販売が再開されることもあり、これからの行楽シーズンに、車窓からゆっくりと移り行く九州の秋を満喫することもできます。また、11月3日(水・祝)には、日豊本線の牧駅から徒歩約6分にあるJR九州大分車両センターの「2021 トレインフェスタ in 大分」で「36ぷらす3」の車両が展示されます。乗車を検討している方や憧れの車両を間近に見たい方におすすめです。