JR東日本は2022年3月、E3系新幹線電車R18編成の「とれいゆつばさ」の運行を終了します。「とれいゆつばさ」は、足湯を楽しめる新幹線初のリゾート列車として既存のE3系車両を改造、2014年7月に運行を開始し、福島〜新庄間で土休日を中心に運行されています。
愛称の「とれいゆつばさ」は、「トレイン(列車)」とフランス語で太陽を意味する「ソレイユ」を合わせた造語です。車窓を眺めながらくつろげる「足湯」をはじめ、畳敷きシートの「お座敷指定席」や、山形県産の地酒やワイン、ジュースなどを取りそろえた「バーカウンター」が設置された、乗ること自体が目的となる列車「のってたのしい列車」です。
デビューからの7年で、のべ約65,000人の利用客に愛された列車は、今後引退までの間、これまでの愛顧に感謝の意を込めて様々な企画・イベントが実施される予定です。
2020年12月には同じく「のってたのしい列車」として人気を博したE3系新幹線R19編成の「現美新幹線」が運行を終了しており、同社の新幹線リゾート列車が相次いで引退を迎えます。