ワシントン地下鉄の脱線事故、NTSBが川崎重工製車両の点検を要請

2021年10月12日(火)、アメリカ・ワシントンにおける地下鉄車両の脱線事故が発生しました。事故で脱線した車両は、川崎重工製「7000系」車両で、米国家運輸安全委員会(NTSB)は、全米の鉄道事業者に対し、同様の車両を点検するよう要請しています。

事故は、ワシントン首都圏交通局(WMATA)のメトロレール407号が、ロスリン〜アーリントン墓地間で脱線しました。乗客187人が乗車していましたが、1人が怪我を負いました。

NTSBは現地時間の10月18日(月)に記者会見を実施、同車種においてゲージ検査で31回の不具合が発生していたと発表しました。これに対し川﨑重工業は、不具合の発生原因、脱線との関連性もまだ特定されていないとしています。

同社はWMATAやNTSBからの要請に従い、既に現地にて調査に協力しており、今後開示すべき事項が判明した場合は速やかに公表するとしています。

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