京成電鉄3100形電車は2021年10月26日(火)で、デビューから2年を迎えます。京成3100形は約16年ぶりの新形式で、成田スカイアクセス線に投入されました。この新型車両はロングシートの通勤型車両で、インバウンド需要を意識したスーツケース置き場が設置されて話題となりました。しかしデビュー後、オリンピックを見据えて本格的な活躍が期待された2020年はコロナ禍真っ只中、海外からの観光客は激減し、本来の活躍の機会がなかなかできずにいた3100形。ワクチン接種が進み少しずつ明るい兆しが見え、今後は海外からの乗客を乗せる日も近いかも知れません。
3100形は新京成80000形と共通設計で製造された車両で、2021年10月25日現在、8両編成6本が導入され、今後製造予定の10本と合わせて計16本が投入される予定です。車体には、成田スカイアクセスの案内カラーのオレンジを取り入れ、日本らしい富士山や沿線各所のイメージイラストが描かれています。車内は、座席の一部が折り畳み式になっていて、スーツケース置場に利用できる工夫が加えられています。セキュリティ向上を目指した防犯カメラを設置、またプラズマクラスターイオン発生装置も設置し、安全で快適な車内環境が整備されています。
現在5編成が運用中で、今後も新編成が続々と運用を開始する新車両3100形。通勤型の車両にも関わらず旅行者にも優しい車両で、お手頃にお気軽に乗車してお出かけしてみてはいかがでしょうか?