AIが踏切内の「人」を検知 西武鉄道が新システムの導入試験を開始

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踏切滞留 AI監視システム

©西武鉄道

西武鉄道は2021年12月14日(火)、AIや3D画像解析により踏切内の異常を検知した際、踏切に接近する列車へ停止信号を表示する新システム「踏切滞留 AI監視システム」の導入試験を開始します。

今回試験するシステムは、踏切内の「人」を踏切カメラ映像からAI処理し、物体の形状を認識、自動車などの物体の滞留を検知する「物体検知」と人の移動・滞留を検知する「骨格検知」の複数のAIアルゴリズムにより、高い精度で迅速に踏切道の自動車や人を検知します。

このほか、3Dカメラを使った高精度3D画像解析システムで踏切内に取り残された人を検知する「3D画像解析踏切監視システム」も今回、試験が実施される計画です。

これまで人道踏切内に「人」が取り残された場合、居合わせた人による非常ボタン押下が、列車に異常を知らせる確実かつ唯一の方法でした。今回、導入されるシステムは「人」の検知性能に優れ、従来の支障検知装置と比べ容易かつ安価に設置できるため、踏切の安全性向上が期待されています。

期日: 2021/12/14から

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