鉄道技術展 2021、パンタグラフモデルチェンジで何が変わる?〜東洋電機製造〜

ニュース画像:鉄道技術展で展示された東洋電機製造の「新型シングルアーム形パンタグラフ」 - 「鉄道技術展 2021、パンタグラフモデルチェンジで何が変わる?〜東洋電機製造〜」
鉄道技術展で展示された東洋電機製造の「新型シングルアーム形パンタグラフ」

©RailLab ニュース

2021年11月24日(水)から11月26日(金)まで、幕張メッセで開催された「鉄道技術展」、鉄道分野に関わりのあるあらゆる企業が出展し、盛況のうちに閉幕しました。人口減少が迫る中、旅客減だけでなく整備分野の人員不足、さらに業務の負担減と効率化を同時に実現することが鉄道業界の大きな課題です。これを受け、今回出展した企業・団体の多くがメンテナンスフリー、人員不足を補う製品を開発しており、課題を解決する商品や技術の展示が目立ちました。

これら開発中の製品の中でも、「東洋電機製造」が公開した新たなパンタグラフ(集電装置)は、よりメンテナンス性が向上する製品として、会場でも注目を集めました。「東洋電機製造」は1918年(大正7年)に創業、1920年には国産パンタグラフ第1号を製作し、今日まで数多くの鉄道車両用の電機品の開発・製造に携わってきたリーディングカンパニーです。

ニュース画像 1枚目:鉄道技術展「東洋電機製造」のブース
鉄道技術展「東洋電機製造」のブース

©RailLab ニュース

今回展示された「新型シングルアーム形パンタグラフ」の大きな特徴は、上下枠(アーム)を角型バイブから丸型パイプへモデルチェンジした点です。新型パンタグラフは従来型の枠形状と各部設計を見直し、品質・メンテナンス性の向上を図った製品となっています。

なぜ、角型から丸型で品質・メンテナンス性が向上するのでしょうか?それは、溶接品の角パイプからシームレスな丸パ イプに変更することで溶接箇所(面積)の削減と降雪時の着雪による動作不良対策を図っている点です。さらに、主ばねやバランスロッドのサイズアップ、軸受の変更など寿命延伸を考慮した設計がなされています。また、従来型のパンタ「PT7100シリーズ」から部品の共通化を基本としていることで互換性を考慮されていることも省メンテナンス化の実現に寄与しています。

ニュース画像 2枚目:従来品より品質とメンテナンス性に優れたパンタグラフ
従来品より品質とメンテナンス性に優れたパンタグラフ

©RailLab ニュース

この新型パンタグラフは現在試験運用中で、近い将来、新たな車両に搭載され鉄道事業者のメンテナンス業務効率の改善につながるものと期待します。

ニュースURL

路線、駅など、すべて自動集計!

鉄道の旅を記録しませんか?
乗車距離は自動計算!写真やメモを添えてカンタンに記録できます。
みんなの鉄レコを見る

メンバー登録(無料)
  • ニュース画像:鉄道技術展で展示された東洋電機製造の「新型シングルアーム形パンタグラフ」

    鉄道技術展で展示された東洋電機製造の「新型シングルアーム形パンタグラフ」

    ©RailLab ニュース

  • ニュース画像:鉄道技術展「東洋電機製造」のブース

    鉄道技術展「東洋電機製造」のブース

    ©RailLab ニュース

  • ニュース画像:従来品より品質とメンテナンス性に優れたパンタグラフ

    従来品より品質とメンテナンス性に優れたパンタグラフ

    ©RailLab ニュース

Recommend おすすめコンテンツ