鉄道総研、車両への着雪現象を再現できる「着雪シミュレーター」を開発

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着雪シミュレーターによる台車への着雪の計算結果例

©鉄道総合技術研究所

鉄道総合技術研究所は2021年11月29日(月)、鉄道車両の台車周辺に雪が付着し、成長する着雪現象を計算により精緻に再現できる「着雪シミュレーター」を国内で初めて開発しました。

冬季の降雪地帯の走行では、線路上の雪が舞い上がり、車両の床下や台車に雪が付着して塊状に成長していきます。これを防ぐため、着雪しにくい車両形状が求められていますが、車両形状の検討では実物の鉄道車両を用いるため、これまで多大な労力を要してました。

今回のシミュレーターは、これらの課題を解決した上で着雪現象を計算により精緻に再現する目的で開発されたもので、走行による影響を考慮した着雪状況を計算できます。鉄道車両の台車のような複雑な形状に対しても適用可能です。研究所は今後、着雪しにくい車両の開発などに活用していく方針です。

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