1949年に登場し2004年まで使用された現金輸送専用車「国鉄マニ30形客車」。この車両は全国各地の日本銀行(日銀)の支店へ現金を輸送する特殊任務のために作られた車両です。現役当時、その存在はベールに包まれていた「マニ30形」の歴史を2021年11月29日(月)、日銀が公式Twitterで公開しました。
「マニ30形」の車両は、北海道・小樽市総合博物館で「マニ30 2012」が現在も保存・展示されています。ブルーに塗装された外観に窓はなく、一風変わった風貌の車体は、防犯上その存在や運行実態など、すべてが秘密にされていたことを物語っています。ちなみに「マニ」とは、客車の重量区分の「マ」(47.5t未満)と荷物車の「ニ」からきています。
日銀では「おうちで、にちぎん」と題し、オンラインでの本店見学を実施。自宅にいながら国指定重要文化財の「日本銀行本店本館」内の見学コースを楽しむことができます。この中で、本館に展示している現金輸送車(マニ車)の模型も見ることができます。
■日銀【現金輸送車の歴史】<p lang="ja" dir="ltr">【現金輸送車の歴史】
1949年現金輸送車(#マニ車)が登場。2004年までお札は鉄道で輸送されていました。#おうちでにちぎん #日本銀行本店本館 #鉄道 #マニ34 #マニ30
マニ車の模型の3D・VR映像を公開中https://t.co/aFKt9LOFYb pic.twitter.com/Ha41wR1ljg</p>— 日本銀行 (@Bank_of_Japan_j) November 29, 2021