近畿日本鉄道は2022年春から、事前の窓口購入が不要のQRコードを活用したデジタル乗車券を発売します。クレジット決済によりデジタル乗車券を購入し、各駅の自動改札機でスマートフォンのQRコードをかざすだけと、乗車がスムーズになります。まずは、近鉄名古屋駅から伊勢志摩方面の観光地などを周遊できるデジタル乗車券を発売、沿線7駅で自動改札機へのQRコードリーダーを設置します。
自動改札機のQRコードリーダー設置駅は、近鉄名古屋駅、伊勢市駅、宇治山田駅、五十鈴川駅、鳥羽駅、鵜方駅、賢島駅の計7駅で、一部の自動改札機に設置します。また、松阪駅も、有人改札口にQRコード読取機能を備えた専用端末を設置することで、乗降可能駅となります。今後、設置対象駅は順次拡大される予定です。
デジタル乗車券の導入で、国内外の観光客でも簡単に購入できる環境を整え、販売チャネルを拡大します。また、スピーディー・スムーズな決済で、発券、改札、案内などにかかる業務を効率化やコスト削減や、リアルタイムデータを利用し新規需要開拓や新たなサービスの実現を目指します。