JR東日本は2021年3月26日(土)、205系電車の観光列車「いろは」(Y3編成)を使用した団体臨時列車「さよなら いろは日光号」として最終運行します。2022年3月のダイヤ改正では宇都宮線・日光線に新型車両E131系電車600番台を投入し、「いろは」を含む205系すべての置き換えが決定しています。
今回、最終運行となる「さよなら いろは日光号」は、日光駅の貴賓室見学や日光東照宮の特別祈祷などがセットになったツアー商品として販売。運行区間は大宮から日光を予定しています。ツアー発売日は2022年2月3日(木)14時から、びゅうトラベルサービス「日本の旅、鉄道の旅」サイトから受け付けます。なお、乗客には、いろはオリジナル記念品がプレゼントされます。
「いろは」は、JR東日本の「のってたのしい列車」として2018年4月に運行を開始しました。日光線・小山車両センター所属の205系600番台を改造した車両で、愛称は、日光の名所「いろは坂」と「物事のいろは」の掛け合わせに由来します。風光明媚で観光名所の多い宇都宮〜日光間で運行され、温かみの感じられる車内には大型荷物置き場や日本らしい木の手すり・つり革など多くの外国人からも人気を得た車両です。