2021年もいよいよ残すところあと1週間ほど。今年は約2年ぶりに帰省や旅行を考えている方も多いと思います。東京駅を出発する新幹線の指定席予約状況も、上りが各方面ともに12月30日(木)から31日(金)にかけてピークを迎え、すでに満席となっている列車も多く見受けられます。
久しぶりに東京駅を家族連れで利用する方にとって、混雑する駅構内で、いかにお土産やお弁当をスムーズに購入できるかは意外と大切なポイントではないでしょうか?
そこで今回は東京駅にある言わずと知れた人気駅弁屋「祭」をご紹介。種類豊富でいつも多くの人で混雑する「祭」店舗内の配置や裏技などを徹底攻略。短い時間で賢く買い回る方法をお伝えします!
■まずは「祭」の紹介から
販売する商品は、常時140種から多い時は160種ほどの品揃えを誇り、全国の有名駅弁をはじめ、通常なら地方へ行かなければ味わうことのできないものもあり、年齢関係なく好みのお弁当を見つけることができます。営業時間は5時30分から22時です。(商品数は2021年12月現在)
■「祭」って東京駅のどこにあるの?
東京駅の駅弁屋「祭」は、丸の内中央口改札側から新幹線乗り場方面へ向かって中央通路の右手にあります。山手線(外回り)と京浜東北線(品川・大船方面)の5・6番線と、上野東京ライン(宇都宮・高崎・常磐線)、上野・大宮・宇都宮・高崎・水戸方面)の特急の7・8番線の間に位置しています。店舗は構内にあるメイン通路の中にあり、いつも多くの人でひときわ賑わっています。
■さて、店舗に入ってみましょう
店舗正面には右手に神輿をイメージさせるコーナーが。こちらでは不定期ですが各地の人気駅弁の実演販売を開催、12月21日(火)までは、兵庫県姫路市のまねき食品「炭焼き風あなご重」を販売していました。実演販売は開催期間中の朝9時から実施。その場で地方の出来立て駅弁を目で見て購入できるのも嬉しいですね。
さて店内の駅弁をチェック!正面には人気の「牛肉どまん中」や「こぼれイクラととろサーモンハラス焼き弁当」などが並ぶ「肉系駅弁」「海鮮駅弁」、その横には、幕の内・チキン弁当などの「定番駅弁」「おすすめ駅弁」が並んでいます。ここを覗けば、目にしたことのある有名駅弁が並んでいるので、急いでいる方や商品がある程度決まっている方は、まずここを目指しましょう!
■ここで攻略ポイント1:駅弁カテゴリー看板上に注目!
店内には駅弁のカテゴリー別に駅弁が陳列されていますが、実はカテゴリー看板の上に法被(はっぴ)の形をした番号が振られています。この番号、お子さんがいる方などにはとても便利です!混雑する店内で、お弁当の名前やどこに置いてあったのか大人でも迷ってしまいがちですが、目星をつけた商品が置いてある箇所の番号を覚えておけば安心です。
店内の配置図、それぞれのカテゴリーに番号が振られています。■攻略ポイント2:お弁当だけじゃない!お酒とおつまみ・軽食も揃う
「祭」は駅弁だけではありません。お酒のお供に少しの軽食やおつまみが欲しいという方は店舗内右壁面へ。飲み物コーナーと並んでシューマイやチーズ、サンドイッチなどの軽食が揃います。駅弁係・飲み物おつまみ係に別れてピックアップしてもいいですね。
■攻略ポイント3:レジに並んでしまった!飲み物、もう1本欲しい
さて、無事買い周りレジ待ちの列へ。あっ、ビールもう一本あったほうがよかったかも。買いに戻ってまた並び直すのも億劫だし・・・なんて心配になること、ありますよね?そんな時でも心配ご無用です!レジには、お茶やビールなどの基本的な飲み物が揃えてあり、スタッフへ声がけすると用意してもらえます。この時期ならではの温かいお茶も用意されています。
■攻略ポイント4:子供が大好き!新幹線型ケースのお弁当がほしい!
お子さんをお持ちのご家族連れに人気のE5系やE7系など新幹線型ケースのお弁当。こちらの商品、実は繁忙期や土日を除く平日などは在庫が少なめ、もしくは取扱いがないため、早い時間に売り切れてしまうことも。また、混雑する店内で小さな子どもを連れてあれこれ迷う余裕のないことも。そこで、キャラクター弁当を楽しみにしている子どもたちのために、もう1軒のお弁当屋さんに注目です。「祭」を出て中央通路を八重洲中央口方面へ進むと左側に見えてくる赤い看板の「駅弁屋」。こちらは「祭」と同系列の店舗で、キャラクター駅弁を多く取り扱うお店です。種類も豊富で男の子だけでなく、女の子に人気な500系「ハローキティ新幹線」なども販売しています。人気の新幹線ペットボトルも用意されているので、お子さん用はこちらで事前購入もおすすめです。
いかがでしたか?荷物も多く、じっくりと駅弁を選ぶ時間がなかなか取ることが難しい、年末年始の移動。少しでも気楽に気軽に購入して、ゆっくりと駅弁を味わう楽しい旅路を過ごせるといいですね。