2021年、今年の鉄道業界ではさまざまな出来事がありました。駅・路線の廃止や開業・名称変更など主なトピックを紹介します。
2021年1月1日、富山地方鉄道・市内線(軌道線)の「富山トヨペット本社前(五福末広町)」停留場が「トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)」停留場へ改称。表記・音読数ともに日本一長い駅名となりました。
春のダイヤ改正以降は、JR東日本・奥羽本線「赤岩駅」、JR北海道では18駅が廃止となりました。また、高波被害を受け運休が続いていた日高線・鵡川〜様似間(116キロ)が廃止となり、バスへ転換されました。
一方、新設された駅も。JR東日本・奥羽本線「泉外旭川駅」、ひたちなか海浜鉄道・湊線に「美乃浜学園駅」、えちごトキめき鉄道・日本海ひすいラインには「えちご押上ひすい海岸駅」。富山地方鉄道・軌道線「オークスカナルパークホテル富山前停留場」、「龍谷富山高校前(永楽町)停留場」、土佐くろしお鉄道・ごめん・なはり線 「あき総合病院前駅」が誕生しました。
横浜市のみなとみらい地区には、日本初となる常設の都市型ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」が開業、新たな観光スポットとして賑わっています。秋田市では貨物鉄道会社「秋田臨海鉄道」が解散、地元の沿線住民や鉄道ファンに惜しまれながら3月に幕を閉じました。
来る2022年も、春のダイヤ改正を中心にさまざまな動きが予定されています。年の瀬に、今年起こった鉄道の出来事をゆっくりと振り返り、皆さんのトピックを思い出してみてはいかがでしょうか？
＜2021年 鉄道”駅・路線”主な出来事＞
・「富山トヨペット本社前(五福末広町)」が改称 日本一長い駅名へ
・奥羽本線「赤岩駅」、3月12日で廃止
・JR北、日高線の鵡川〜様似間廃止 2021年4月1日に繰り上げ
・JR北、ダイヤ見直しと駅廃止・維持管理体制変更で6.2億円削減
・奥羽本線秋田～土崎間の新駅名称、「泉外旭川駅」に決定
・秋田内陸縦貫鉄道、温泉付「阿仁前田駅」が「阿仁前田温泉駅」へ改称
・ひたちなか海浜鉄道の新駅名は「美乃浜学園駅」 平磯～磯崎間の無人駅
・新駅「えちご押上ひすい海岸駅」3/13開業、工事進む
・「西武園ゆうえんち駅」「多摩湖駅」、改称は3/13
・2021春の「ダイヤ改正」で変わること 終電繰上げ・路線の動き(ごめん・なはり線 「あき総合病院前駅」開業)
・富山地鉄軌道線、3月21日に2つの新停留場を開業
・事業終了の秋田臨海鉄道から「DE10 1250」が仙台臨海鉄道へ入籍
・みなとみらい地区に日本初の常設都市型ロープウェイ 4/22誕生
・富岳は不採用、「京コンピュータ前」駅が「計算科学センター」へ改称
