JR各社は、2021年12月28日(火)~2022年1月5日(水)まで計9日間の年末年始期間の輸送実績を発表、各路線ともに前年比で200%を上回る利用実績となりました。新型コロナウイルス感染拡大前の前々年と比べると70%台の路線が多く、引き続き厳しい状況ですが、コロナ禍が比較的落ちついていた今回の年末年始に、約2年ぶりとなる帰省で人の動きが活発になった結果といえます。
旅客数がもっとも多かったのは東海道新幹線の284万人で、対前年257%、次いで東北新幹線が140万人で、対前年255%となりました。下りのピークとなった12月29日(水)・30日(木)の東京駅新幹線ホームでは、昨年は見られなかった混雑となり、お土産や荷物を抱え久しぶりに故郷へ戻る利用者で活気にあふれていました。
また年末年始期間中、各地で積雪や強風等の影響により新幹線をはじめ一部の列車で遅れや運休が発生しました。
■各新幹線2021年-2022年の年末年始期間 利用実績新幹線 | 区間 | 2021-22年実績(人) | 2020-21年比 (前年) | 2019-20年比(前々年) |
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北海道新幹線 | 新青森〜新函館北斗 | 47,600 | 302% | 74% |
東北新幹線 | 大宮〜宇都宮・古川〜北上 | 1,400,000 | 255% | 77% |
東北新幹線 | 盛岡〜八戸 | 201,000 | 255% | 80% |
秋田新幹線 | 盛岡〜田沢湖 | 72,000 | 258% | 82% |
山形新幹線 | 福島〜米沢 | 94,000 | 328% | 71% |
上越新幹線 | 大宮〜高崎 | 93,600 | 237% | 77% |
北陸新幹線 | 高崎〜軽井沢 | 479,000 | 239% | 76% |
北陸新幹線 | 上越妙高~糸魚川 | 239,000 | 262% | 78% |
東海道新幹線 | 新横浜~小田原〜静岡 | 2,844,000 | 257% | 78% |
山陽新幹線 | 新大阪~西明石 | 1,335,000 | 290% | 76% |
九州新幹線 | 博多〜熊本 | 245,000 | 210% | 74% |