JR東日本のハイブリッド試験車両FV-E991系「HYBARI(ひばり)」が落成しました。2022年2月5日(土)から2月6日(日)にかけて、2両編成がDE10 1666の牽引で、鎌倉車両センター中原支所(横ナハ)まで甲種輸送されました。
「HYBARI」は水素を燃料とする燃料電池と、蓄電池を電源とするハイブリッドシステム搭載の試験車両です。JR東日本と日立製作所、トヨタ自動車が共同で開発、自動車で実用化されている燃料電池を鉄道へ応用します。
FV-E991系を使用した試験は2022年3月頃から開始予定で、試験区間は鶴見線、南武線尻手支線、南武線の尻手~武蔵中原間です。
ブルーを基調とした車両デザインは、燃料電池の化学反応から生まれる水を「碧いしぶき」と「大地を潤す」イメージし、スピード感、未来感を表現。ロゴには、春の訪れを告げる「ひばり」が新しいエネルギーを吹き込むイメージで描かれています。