広島電鉄や、広島高速交通(アストラムライン)など、広島県を中心とした交通系ICカード「PASPY」は、2025年3月までに順次サービスを終了します。
「PASPY」は2008年1月からサービスを開始した交通系ICカードです。鉄道事業者では、広島電鉄、アストラムラインで利用できるほか、広島バス、広島交通、芸陽バス、備北交通、中国JRバスなどのバス事業者や、瀬戸内海汽船やJR西日本宮島フェリーなど海上航路でも使用できます。
廃止の理由について、PASPY運営協議会は、今後、機器の老朽化による更新に多額の投資が見込まれ、システムの維持が困難になっていることを挙げています。
広島電鉄では、NECなどと独自の乗車券システムを新たに開発し、2024年10月までにサービス開始を予定しているほか、アストラムラインは2024年度にICOCAを導入、PASPYの代替とする計画です。