2008年3月15日、小田急60000形電車 特急ロマンスカー「MSE」がデビューしました。2022年3月11日に惜しまれつつ定期運行を終了した50000形「VSE」の後に登場した「MSE」は日本初となる地下鉄直通の座席指定特急として、東京メトロ千代田線内に乗り入れました。
「MSE」はMulti Super Expressの略です。これまでに日本車輌製造で4両編成3編成、6両編成5編成42両が製造され、分割・併合に対応した10両編成を組成することが可能です。車体は、オランダの画家フェルメールが好んで使っていた「フェルメール・ブルー」に、小田急ロマンスカーの伝統カラー「バーミリオン・オレンジ」の帯を纏ったデザインです。
「ふじさん」「えのしま」「さがみ」「はこね」「ホームウェイ」など、さまざまな定期列車として運用され、大手町方面~本厚木間を結ぶビジネス特急として、休日は北千住~箱根湯本間などを結ぶ観光特急として活躍しています。