JR九州の観光列車・特急「はやとの風」が2022年3月21日運行を終了しました。最終のはやとの風3号が17時前に終点の鹿児島中央駅へ到着すると、ホームには最後を見届けるために大勢のファンがかけつけ、惜しまれながら18年の歴史に幕を閉じました。
漆黒の車体が印象的な、そしてどこか懐かしさを感じるノスタルジックな「はやとの風」。2004年3月に九州新幹線鹿児島ルートの部分開業とともにデビューしました。運行区間は日豊本線・肥薩線・鹿児島本線経由の吉松〜鹿児島中央間で明治時代の雰囲気をそのまま残す区間を運行しました。
今後、使用された「キハ147 1045」、「キハ47 8092」2車両は、2022年秋頃に新たなD&S列車の特急「ふたつ星 4047」へと生まれ変わります。「西九州の海めぐり列車」として3両編成に姿を変え、佐賀県、長崎県の武雄温泉〜長崎間と、長崎〜武雄温泉間の2つのルートで運行を開始します。