JR東日本は2022年3月25日(金)、地震の影響により東北新幹線で脱線した「やまびこ223号」の車両について、4月2日頃に白石蔵王駅への移動を完了する見通しであること発表しました。3月24日現在、脱線した16両のうち9両の線路へ戻す(載線)作業が完了しています。
脱線車両の復旧・撤去計画は、3月20日からジャッキアップでの載線作業を開始、3月29日から最も大きく脱線した5~7号車でクレーンを使用した載線作業を実施します。
今回、3月16日の地震発生直後の「やまびこ223号」について公表されました。23時34分、M6.1の1回目の地震が発生し該当エリアの沿線地震計警報が発令 、約150km/hで走行中の「やまびこ223号」は非常ブレーキが動作により23時35分に停車。その後23時36分に、M7.4を観測する2回目の地震発生したことから、揺れの大きかった2回目の地震の際は新幹線は停車していた模様です。
今後、郡山~福島間は4月2日頃、仙台~一ノ関間は4月4日頃の運転再開を予定しています。東北新幹線の全線再開は、4月20日前後を目指して復旧工事を進めます。