2022年4月、桜が各地でピークを迎えたこの時期、入学や就職など新生活がスタートしますね。約2年続いたコロナ禍でリモートワークやオンライン授業などが続いていましたが、この春は大学によっては、対面授業が再開されるなど、さまざまな制限が緩和されてきています。そうなると行きたいのは、「旅行」ではないでしょうか？まもなく訪れるゴールデンウィークに久しぶりに出かける計画を考え始めた方、必見です！今回は、北海道函館市が実施する宿泊割引「はこだて割」と、鉄道を含む道南エリアの移動がとても便利な「はこだて旅するパスポート」をご紹介します。両者をうまく利用して、春の北海道旅にお得に出かけてみませんか？
■「はこだて割」とは？
「はこだて割」は、国の「ワクチン・検査パッケージ」制度を活用し、函館市内の宿泊料金等を助成する函館市観光誘客促進事業の取り組みです。2022年1月4日からスタートしていましたが、北海道における「まん延防止等重点措置(まん防)」実施で新規予約が停止、3月22日にまん防が解除され予約受付が再開しています。市内の対象宿泊施設及び、対象宿泊商品パッケージ(パック)商品を販売する旅行会社などで予約した方向けに宿泊料金がお得になる「はこだて割」。1人1泊あたり3,000円以上10,000円の上限での宿泊旅行商品に対し、1/2以内を助成、最大5,000円引きとなります。また、交通費を含む10,000円以上のパック商品についても1人1泊あたり定額5,000円を助成します。しかも3連泊まで利用可能ということで、ゆっくりと道南を旅することができます！
なお、対象期間は5月31日(火)チェックイン分まで、国の「ワクチン・検査パッケージ」制度を活用するため、以下の項目のいずれかに該当することが条件です。
①ワクチン接種済の方(2回目の接種日から14日以上経過している場合に限る)
②PCR検査等の検査結果が陰性の方(検体採取日から3日以内にチェックインする場合に限る)
■はこだて旅するパスポートとは？
「はこだて旅するパスポート」はJRと函館バスと函館市電、道南いさりび鉄道線が乗り放題で、南北海道エリアの観光に便利なきっぷです。発売期間は、利用開始日の1カ月前から当日まで発売しているので、思い立ったら購入できるのも嬉しいポイントです。利用区間は、JR線が函館本線の函館〜森間(渡島砂原経由も含む)、函館バスが函館市・北斗市・七飯町・鹿部町・森町・木古内町の全線、函館市電、道南いさりび鉄道線がそれぞれ全線乗り放題です。JR線の利用は普通列車の自由席ですが、特急・急行列車利用や、普通列車の指定席・ライナーなどは別途料金を支払えば乗車が可能です。さらに提携する観光施設では割引やプレゼントなどの特典や、津軽海峡フェリー(大間・青森航路)の運賃・料金が2割引となるため、帰りは青森へ出て、観光を楽しみ東北新幹線で帰路へ着くというルートも可能です。「はこだて旅するパスポート」は1日間用、2日間用の2種、詳細は以下の通りです。
■利用期間
・1日間用 2022年4月1日～2023年3月31日まで
・2日間用 2022年4月1日～2023年4月1日まで
■発売期間
・1日間用 2022年3月1日～2023年3月31日まで
・2日間用 2022年3月1日～2023年3月31日まで
※2日間用は、2023年4月1日以降利用開始分は購入できません。
■値段
・1日間用 大人：2,690円、小児：1,340円
・2日間用 大人：3,650円、小児：1,810円
■発売箇所
函館・五稜郭・桔梗・七飯・大沼・大沼公園・森・八雲・長万部・奥津軽いまべつ・
木古内・新函館北斗の各駅
参考までに通常大人が、それぞれの乗り放題チケット等を購入する場合、JR函館駅から「いかめし」で有名な森駅まで普通乗車券で往復2,260円、函館市電の1日乗車券が600円です。また、道南いさりび鉄道線全線と函館バス指定区域内の路線バスが乗り放題の「いさりび1日カンパス」は1,800円と、2,000円以上もお得になります。
GW前の4月20日頃には、3月の福島県沖を震源とする地震で一部区間で運転を見合わせている東北新幹線も全線で再開予定、北海道新幹線も直通運転を再開します。
さすがに、海外旅行はまだ世の中の様子をみてから、と思っている方も、気軽に行ける国内旅行を北から南まで期間を分けて、ちょこちょことお得に旅をするのも楽しいですね。
