起伏のある路線を駆け抜けます(湘南モノレール5000系 Tsurugi2999さん 2021年10月04日撮影)
1966(昭和41)年4月11日、神奈川県鎌倉市の湘南モノレールが設立されました。
湘南モノレールは、日本の公共交通機関として初の懸垂式(サフェージュ式)モノレールで、1970(昭和45)年に江ノ島線 大船〜西鎌倉間が開業しました。翌1971(昭和46)年7月に西鎌倉〜湘南江の島間が延伸され、全線開業しました。鎌倉市・大船から藤沢市・湘南江の島という神奈川の人気観光地を全8駅、総営業キロ6.6kmを14分かけて結びます。
日本には跨座式と懸垂式の2種のモノレール事業者が全10事業者存在します(上野懸垂線は休止中)。湘南モノレールは懸垂式と呼ばれるモノレールで、車両がレールにぶら下がった状態で走行します。ちなみに、懸垂式(サフェージュ式)を採用するのは、湘南モノレールと千葉都市モノレールの2社のみです。
下から見上げることもできるのが特徴です(湘南モノレール5000系 りんたろうさん 2017年09月03日撮影)
湘南モノレールは緩急ある運行区間内に、急カーブやトンネルが存在する珍しい路線を駆け抜けるため、まるでジェットコースターに乗ったような気分を楽しめます。
2021年に全線開通50周年を迎えた歴史ある湘南モノレール江ノ島線。暖かくなってきたこの季節、テーマパークのアトラクションのような爽快感と臨場感を体験しながら、湘南へ足を運んでみてはいかがでしょうか？
