JR西日本は2022年4月15日(金)、人型重機ロボットと鉄道工事用車両を融合させた多機能鉄道重機の開発について発表しました。多機能鉄道重機は日本信号、人機一体、JR西日本の3社が連携し、架線など鉄道設備の保守作業を担うために開発。現在、試作機での試験を実施していて2024年春の実用化・営業線での導入を目指します。
<p lang="ja" dir="ltr">【News Release】
生産性・安全性向上に向けて、株式会社人機一体および日本信号株式会社と共同で、人型重機ロボットと鉄道工事用車両を融合させた多機能鉄道重機を開発しています。
詳しくはこちらをご覧ください。https://t.co/R8X32nmuJU pic.twitter.com/FBVjIe1xCC</p>— JR西日本ニュース【公式】 (@news_jrwest) April 15, 2022
人型重機ロボットは、操縦者の操作とロボットの動きが直感的に連動することでロボットが受ける重み・反動を感じ取り、操作技術を容易に習得することが可能です。JR西日本は人型重機ロボット導入で保線・保守などの鉄道メンテナンス作業員の約3割の削減、架線設備等の高所作業に伴う感電・墜落等の労働災害ゼロを目指し、生産性と安全性の向上を図る考えです。
開発中の人型重機ロボットは、2021年11月に開催された「第7回 鉄道技術展」で公開され、ロボットのカメラから映し出される映像を確認しながら、実際に遠隔で操作するデモンストレーションを公開。ロボットのダイナミックな見た目のインパクトからは想像ができない、滑らかで細やかな動きに、多くの来場者が足を止め注目していました。