JR各社は4月28日~5月8日までの11日間のゴールデンウィーク期間(GW)の利用状況について発表しました。コロナ禍となって初めて行動制限のないGWは久しぶりの旅行や帰省をする利用者が多く見受けられ、新幹線では全路線計で対前年比235%、コロナ禍前の2018年比では68%となりました。
最も多くの乗客が利用したのは東海道新幹線、山陽新幹線で、それぞれ対前年比274%、285%、2018年比では80%、79%まで回復しました。また、3月に発生した地震の影響で運転を見合わせ、GW期間中の指定席予約発売が遅れていた北海道・東北・秋田・山形新幹線については対前年比221%、2018年比では56%でした。
在来線では、東海道本線の「踊り子」「湘南」が2018年比で98%、寝台特急「サンライズエクスプレス」は103%と、コロナ禍前の水準まで戻りました。
一方で空港へ向かう総武・成田線「成田エクスプレス」は2018年比で17%、関西空港線「はるか」は7%と、飛行機の国際線利用が本格化していないことが伺えました。
新幹線 | 区間 | 2022年実績(人) | 2021年比 | 2018年比 |
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北海道新幹線 | 新青森〜新函館北斗 | 38,100 | 186% | 47% |
東北新幹線 | 大宮〜宇都宮・古川〜北上 | 1,196,000 | 215% | 64% |
東北新幹線 | 盛岡〜八戸 | 145,000 | 192% | 58% |
秋田新幹線 | 盛岡〜田沢湖 | 42,000 | 233% | 52% |
山形新幹線 | 福島〜米沢 | 73,000 | 281% | 62% |
上越新幹線 | 大宮〜高崎 | 917,000 | 222% | 76% |
北陸新幹線 | 高崎〜軽井沢 | 514,000 | 241% | 81% |
北陸新幹線 | 上越妙高~糸魚川 | 260,000 | 269% | 82% |
東海道新幹線 | 新横浜~小田原〜静岡 | 3,104,000 | 274% | 80% |
山陽新幹線 | 新大阪~西明石 | 1,324,000 | 285% | 79% |
九州新幹線 | 博多〜熊本 | 254,000 | 189% | 72% |