いすみ鉄道「キハ 28 2346」、11/27定期運行終了 車両維持困難に

ニュース画像:定期運行終了が決まった「キハ28 2346」(いすみ鉄道キハ28形 ちゃぽんさん 2021年01月01日撮影) - 「いすみ鉄道「キハ 28 2346」、11/27定期運行終了 車両維持困難に」
定期運行終了が決まった「キハ28 2346」(いすみ鉄道キハ28形 ちゃぽんさん 2021年01月01日撮影)

©ちゃぽんさん

いすみ鉄道は2022年11月27日(日)に、キハ28形気動車「キハ28 2346」の定期運行を終了することを発表しました。いすみ鉄道のエースとして2013年から満身創痍で活躍した車両が、約9年8カ月にわたる活躍に終止符を打つことになります。

「キハ28 2346」は1964年に製造された急行型気動車で、国鉄時代は主に山陰地方で急行列車として活躍、JR西日本に継承後は北陸地区で使用され、2012年からいすみ鉄道所属、2013年3月9日に運行を開始しました。

同車は国鉄キハ58系唯一の営業車両であること、さらに人気のレストラン列車の使用車両として観光鉄道の屋台骨を支えてきました。しかし車両故障や、走行用エンジンや冷房エンジンの部品確保も困難を極める中、検査切れにより、全般検査を施工しなくてはならない状況です。全般検査を取得し、今後も営業車両として運行するためには、エンジンや、付帯艤装の交換、新設工事は必須ですが、これにかかる費用は、現在のいすみ鉄道運賃収入の年間売上を超える金額が必要です。これ以上活躍させるには車両維持に多額の資金を要するため、止むを得ず定期運行終了の判断に至ったとしています。

今後、定期運行終了後、2023年2月初旬までは貸切車両等の不定期運行や各種イベントを計画、引退後の車両の処遇については、現在検討中とのことです。

期日: 2022/11/27まで

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