JR北海道は2022年5月から、現役最古参の特急キハ183系気動車の「キハ183-8565」と「キロ182-504」の2両を、デビュー時の復刻塗装を施し、「オホーツク」「大雪」として運行しています。今回、この塗装作業の様子を公式YouTubeチャンネルで公開しました。
復刻塗装は「いまこそ輝け!北のキハ183系」キャンペーンの一環として実施。キハ183系は1980年に、耐寒耐雪機能を持った北海道向けの車両として初期型が投入され、1986年に現在のタイプが登場しました。それまでの国鉄特急にはない外観デザインは当時注目を集め、「新特急色」と呼ばれました。キハ281系気動車の導入後は現行の青を基調としたデザインに変更されています。
動画では、塗膜の浮き落としや凹みの修復など、丁寧な前段階の処理から、徐々に美しい「新特急色」塗装が施されていく様子を公開しています。