上越新幹線で運行するJR東日本E2系新幹線電車は、2022年度末をもって定期運用を終了します。2023年春以降、E2系引退で全ての車両がE7系へ統一されるのに伴い、大宮〜新潟間で速度向上によるダイヤ変更を実施、所要時間が最大で7分短縮されます。
同社では、サービス品質の向上、交流人口の増加や地域活性化を目的として、新幹線の速度向上による所要時間の短縮に取り組んでいます。今回、上越新幹線 大宮〜新潟間の速度向上に必要な騒音対策などの地上設備工事が、2022年度末までに完了する見通しが立ったことからダイヤの変更を行う予定です。現行、大宮〜新潟間では時速240kmで走行するところ、時速275kmまで引き上げます。また、大宮〜高崎間を走行する北陸新幹線についても最大2分程度の時間短縮を見込んでいます。
速度向上の対象車両はE7系で、2023年春に上越新幹線の全列車をE7系に統一する予定です。上越新幹線では2021年にE4系新幹線電車(2階建て新幹線 Max)が引退、2022年3月現在、運行本数の8割以上がE7系で運転され、E2系の運用も減少しています。
E2系の引退については、新潟県内の上越新幹線停車駅に設置された「開業40周年記念パネル」内に記載され、その動向に注目が集まっていました。