2022年の夏が突然やってきましたね!例年と比べとても短かった梅雨が明けた途端、訪れたのは強烈な猛暑の日々、夏の準備が追いついていない感じが否めません。これだけ暑いと、プール、川、海などのレジャーが頭に浮かびます。今年は海水浴場も通常通り「海開き」する箇所が増え、どこに行こうか迷っている方もいるでしょう。せっかくなら、海のレジャーと合わせて鉄道も楽しめる場所はいかがでしょうか?今回は周囲を海に覆われた”日本ならでは”の全国津々浦々の美しい「鉄道と海」の絶景写真を、北は北海道から南は九州まで紹介します。
JR北海道 函館本線(函館~長万部) 落部駅付近
野田生〜落部間の有名な撮影地です。JR東日本の豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」が海岸線に沿って綺麗なカーブを描きながら走行する様子です
JR東日本 五能線 岩館駅
あきた白神〜岩館間の五能線きっての絶景撮影スポットからは、冬の荒々しさとは異なる、穏やかな夏の日本海が顔をのぞかせています。海の青さとのコントラストが美しい車両は今ではもう五能線で見ることのない「キハ40系」です。
JR東日本 鶴見線 海芝浦駅
都会にも海の近くの鉄道はあります!神奈川県横浜市の「海芝浦駅」は、鉄道でしか訪れることができないうえ、改札からも出ることのできない、鉄道ファンの聖地としても有名な駅です。夜になると、近隣の工場夜景を楽しめるスポットでもあります。
江ノ島電鉄 江ノ島電鉄線 鎌倉高校前駅
夏といえば「湘南」!湘南といえば「江ノ電」!という定番スポット。こちらは国道134号線に沿って走る鎌倉高校前~腰越間からの1枚。夏になると江ノ島方面へ向かう車で国道は大渋滞しますが、その混雑を横目に走る江ノ電車両と江ノ島がピッタリと収まった写真です。
伊豆急行 伊豆急行線 伊豆稲取駅
人気温泉地が軒を連ねる観光地の静岡県伊豆半島。ここを走る伊豆急行線沿いは風光明媚な景趣地としても有名です。このスポットは伊豆稲取駅周辺の人気撮影地です。眼下に広がる伊豆の海と、2021年に定期運行を終了し、現在はツアー専用列車でしか運行していない国鉄185系電車の姿が懐かしい1枚です。
JR西日本 氷見線 雨晴駅
北陸、富山湾西岸に沿って走る氷見線 越中国分〜雨晴間の有名撮影地からの写真です。富山県高岡市の雨晴海岸(あまはらし)は、海の向こうに立山連邦が見えることでも有名な人気観光スポット。列車と一緒に収まる岩は「女岩」です。
京都丹後鉄道 宮舞線 丹後由良駅
幻想的な風景に誘われる京都丹後鉄道 宮舞線 丹後由良駅付近の有名スポットです。印象的な赤褐色の橋は、京都府宮津市の由良川河口に架かる「由良川橋梁」。大正時代に完成した歴史ある橋と河口・海のコントラストが美しい写真です。
JR四国 予讃線 伊予上灘駅付近
愛媛県伊予市を走る予讃線 髙野川~伊予上灘間での1枚です。青春18きっぷのポスターでも有名な隣駅「下灘」からも近いことから、人気の撮影ポイントです。瀬戸内の穏やかな海と、キロ47形気動車使用の初代「伊予灘ものがたり」の車体が映える1枚です。「伊予灘ものがたり」は2022年4月からキハ185形気動車を改造した車両で、装いを新たにし運行を開始しています。
島原鉄 島原鉄道線 大三東駅
最後は九州・長崎県島原市有明町にある「大三東駅」です。ここは日本一海に近い駅のひとつとしても知られる島原鉄道島原鉄道線にある無人駅です。有明海を間近に望む風光明媚なロケーションから、過去にも大手清涼飲料水メーカーなどのCMに登場しています。また、駅構内にある黄色いベンチと、風にそよぐ黄色いハンカチが、訪れるだけで幸せな気持ちにしてくれます。
島国日本は、それぞれの地域で違う顔を見せてくれる「海」と「鉄道」風景の宝庫です。7月1日(金)からは、JRグループ各社の普通列車が乗り放題になる夏季用「青春18きっぷ」も発売を開始。利用期間は夏休み期間を含む7月20日(水)から9月10日(土)です。この機会に定番スポットだけでなく、あなただけの推しスポットを見つける旅も楽しいですね。2022年は久しぶりに開放的な気分で楽しめる「夏」を思い切り楽しみましょう!