JR東日本、新幹線の電柱地震対策スピードアップに一役買う”はたらく車両”導入

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電柱建替用車両

©JR東日本

JR東日本は2022年7月5日、新幹線の電柱地震対策のスピードアップを図るために使用する「電柱建替用車両」が完成したことを発表しました。

JR東日本では、東日本大震災や福島県沖地震などの地震被害を教訓とし、大規模な地震に備えた対策を進めています。これまで新幹線高架橋上のコンクリート製電柱の地震対策に、下部補強と上部補強を進めてきました。今後は「電柱建替用車両」を活用することで、高架橋上のコンクリート製電柱を鋼管柱に建て替える地震対策もあわせて進めることが可能です。立て替え工事の場合、従来は、高架下にクレーン車を設置するなど、手続きや作業準備に時間を要していましたが、この車両の導入で高架下の条件などに関わらず、高架上でスムーズに作業が行えます。

「電柱建替用車両」は4両1編成で構成。バケットを使って電線や電車線金具類の取付け・取外し作業を行う「①電柱用高所作業車」、電柱に設備されているトロリ線などを支持している金具を仮受する「②装柱作業車」、クレーンを用いてコンクリート製電柱を引き抜き、鋼管柱を建植する「③電柱建植車」、新設する鋼管柱と撤去したコンクリート製電柱を運搬する「④電柱運搬車」です。

JR東日本は今後、さらに電柱建替用車両を3編成増やす計画です。

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