JR九州と三井住友カード、日本信号、QUADRACは2022年7月22日(金)から2023年3月31日(金)まで、JR九州の一部区間でJRグループ初となる「Visa」のタッチ決済による実証実験を開始します。
このサービスは、クレジットカード(クレカ)の「Visa」のタッチ決済対応カードやスマートフォン等を、交通系ICカードと同様に、自動改札機に設置の専用端末に入場・出場時にかざして利用することができるものです。世界ではすでに500以上の都市の公共交通機関で「Visa」のタッチ決済導入プロジェクトが進行し、ニューヨーク、ロンドン、シンガポールやシドニーなど、世界的な観光都市では日常的に使用されています。日本国内では2020年に鉄道としては初の「Visa」のタッチ決済を京都丹後鉄道で導入し、南海電鉄、福岡市営地下鉄などで実証実験を行ってきました。
今回のJR九州での実証実験は鹿児島本線の5駅において、「Visa」のタッチ決済対応カード
やスマートフォン等を読取できる機器を自動改札機へ設置し実施します。
対象駅は以下です。
■対象駅 鹿児島本線内の5駅
博多駅:中央改札口、北改札口のみ利用可
吉塚駅
箱崎駅
千早駅
香椎駅:1階改札口のみ利用可
JR九州での実証実験開始で、今後JRグループ各社や大手私鉄での利用拡大も期待されます。クレカ1枚で乗車できることで、交通系ICカードを必要としない地方などの利用者や、世界から訪れる観光客が、より気軽に全国の鉄道を利用できる日が近いかもしれません。