JR北海道の最古参、キハ183系気動車が2022年度内をもって定期運行を終了します。また、183系を使用した「ノースレインボーエクスプレス」も2023年春に運行を終了します。
キハ183系は1986(昭和61)年に運転を開始しました。現在は特急「オホーツク」「大雪」として札幌〜網走間で活躍しています。5月にはデビュー時の復刻塗装を施した車両が登場し、注目を集めました。今後、石北本線を運行する特急列車は、2021年度まで特急「おおぞら」として運行したキハ283系気動車に置き換わります。
同じく引退を迎える「ノースレインボーエクスプレス」は、1992(平成4)年に運用を開始しまし。車両ごとにカラーの異なる5両編成の車両は、大きな連続窓と天窓から、北海道の雄大な景色が楽しめる、開放感あふれる列車です。これまで、「はこだてェクスプレス」「フラノラベンダーエクスプレス」などで活躍してきました。2022年内は9月の計16日間、特急「ニセコ号」として札幌〜倶知安〜函館間で各日1往復ずつ運転する予定です。