JR東海、新幹線保線管理システムを改良 タブレット導入や図面作成の自動化など

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導入されるタブレット端末と表示のイメージ

©JR東海

JR東海は2017年12月20日(水)、新幹線保線管理システムの更新に合わせ、タブレット端末の導入やメンテナンスに必要な図面作成の自動化を実施すると公表しました。同社はシステムの改良により、線路設備管理に係る作業効率の向上を図るとしています。導入時期は2018年4月の予定で、工事費は約16億円の見込みです。

導入されるタブレット端末は、定期検査や修繕工事用調査時に計測したデータを直接入力できるもので、システムへの入力作業が簡素化されます。入力するデータのうち、共通する項目を一括で管理することにより、帳票間のデータ転記や確認作業の削減が実現される計画です。

また、JR東海は、過去の検査結果や新幹線電気軌道総合試験車の測定結果をタブレットで確認できるようになり、持ち出すことが出来るデータ量が増加、データの検索性が向上し、作業で必要なデータがより活用しやすくなるとしています。

修繕工事用図面作成の自動化は、これまで手作業で作成していた図面をタブレット端末に入力したデータから自動的に作成するもので、図面作成のために使用していた紙類の使用量が削減される計画です。

なおJR東海は、2017年8月にも、新幹線車両検修作業のデジタル化を実施し、タブレット端末や音声入力を導入することを公表しています。

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