阪急・阪神、全駅バリアフリー化のため値上げ、あの「中津駅」にもエレベーターが

ニュース画像:狭すぎる「中津駅」ホームの様子(2020年10月11日乗車 べぇこんさん撮影) - 「阪急・阪神、全駅バリアフリー化のため値上げ、あの「中津駅」にもエレベーターが」
狭すぎる「中津駅」ホームの様子(2020年10月11日乗車 べぇこんさん撮影)

©べぇこんさん

阪急阪神ホールディングスは2023年4月1日から、全駅のバリアフリー化を目的とした運賃の値上げを実施します。これまでホームが極端に狭く、エレベーターの設置が難しいとされていた阪急「中津駅」も、バリアフリーが実現します。

運賃の値上げは、2021年12月から開始された「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用します。バリアフリー化に必要な財源を運賃に上乗せすることができる制度で、普通乗車券ならびに通勤定期券が一律値上げされます。普通乗車券に10円、1か月通勤定期券に380円が加算されます。

阪急では2040年度末頃までに、全駅に可動式または固定式のホーム柵を設置する計画で、約900億円の整備費を必要としています。中津駅同様、ホーム幅が狭いことで知られる春日野道駅が、2022年度中にバリアフリー設備の整備を完了する予定です。阪神では2042年度を目処に、全駅にホーム柵を整備する計画で、約320億円の整備費を要します。

【加算料金設定額(大人)阪急・阪神】
■普通乗車券:10円
■通勤定期券
1か月:380円
3か月:1,080円または1,090円
6か月:2,050円または2,060円
通学定期券:設定なし
■加算開始日:2023年4月1日

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