京浜急行電鉄と関東地方整備局、東京航空局は2022年8月8日(月)、「羽田空港第1・第2ターミナル駅」で引上線の工事に着手したことを発表しました。列車の折り返しや方向転換など、一時的に車両を引き上げるための側線で、完成すると運行本数が増便され、都心からのアクセスがより一層便利になります。
引上線の整備は、羽田空港の国際競争力強化に向けた空港機能の拡充に合わせ実施するものです。今後予定されている京急本線 品川駅の2面4線化と併せ、1時間当たり片道3本の増便が可能になり輸送力が増強されます。
工事では空港線の終点「羽田空港第1・第2ターミナル駅」から、「羽田空港第2ターミナル」方面に約300mのトンネルを整備します。この影響で、同駅から第2ターミナルへの連絡通路の一部を撤去するため、工事期間中の歩行者用の仮切り回し通路(仮通路)の整備を進めます。仮通路への変更は2025年頃を予定しています。