JR東海、新幹線の半自動運転や上級グリーン車導入など「目指す将来像」公表

ニュース画像:東海道新幹線 (BBsanさん 2022年08月22日撮影) - 「JR東海、新幹線の半自動運転や上級グリーン車導入など「目指す将来像」公表」
東海道新幹線 (BBsanさん 2022年08月22日撮影)

©BBsanさん

JR東海は2022年10月31日、目指す鉄道の将来像とその主な取組みについて取りまとめ、その具体施策を公表しました。

東海道新幹線では、すべての駅での可動柵整備のほか、運転中の速度制御や停車のみを自動化する「半自動運転機能」の導入、グリーン車の上級クラスの設定などを目指すとしています。なお、半自動運転の導入により、運転士は駅発着時のホーム上の安全確認・ドアの開閉をも担い、車掌は車内でのサポート業務に注力する業務体系目指すとしています。

また、2023年秋には新幹線と、ホテルや旅先での交通手段、観光プランなどの旅行全体を
シームレスに予約・決済できる「EX-MaaS(仮称)」、パッケージ型商品「EXダイナミックパッケージ(仮称)」も開始予定。

さらに、交通系ICカード「TOICA」の利用エリアを全線に拡大、在来線では3両以上の一部編成で車両の側面にカメラを設置し、ワンマン運転を導入することも検討されています。

同社は、効率的な業務執行体制を構築することで10年〜15年かけ、定常的なコストを単体で800億円削減する「業務改革」を推進。また、新しい発想により「収益の拡大」を実現することに挑戦する考えです。さらに、将来の労働力人口の減少にも対応するため、より安全 で、より便利で、より快適なサービスを効率的に提供したいとしています。

ニュース画像 1枚目:JR東海が目指す鉄道の将来像
JR東海が目指す鉄道の将来像

©JR東海

もっと、詳しく見る!

ニュースURL

関連ジャンルニュース

このニュースの関連ジャンルのニュースを紹介しています。