JR東海とJR西日本は、2023年3月期第2四半期決算を発表しました。コロナ禍からの反動により、いずれも営業損益は、2019年度以来3期ぶりの黒字となりました。
JR東海では、コロナ禍の影響はあったものの、東海道新幹線・在来線ともに利用が増加したことなどから、連結での最終損益は969億4,900万円の黒字となりました。東海道新幹線の運輸収入は対前年同期93.7%増の4,425億円、在来線の運輸収入は対前年同期28.4%増の405億円でした。また、ショッピングサイトや駅ナカでの販売も好調とのこと。ただし、通期の業績予想については、営業収益を据え置く一方で、物件費増などを反映し、利益を下方修正しています。
JR西日本についても、2023年3月期第1四半期に続き連結ベースで645億円の黒字に。運輸収入は、コロナ第7波の影響により回復基調の一時的な鈍化はあったものの、対前年で152.7%と増加、対コロナ前の2019年比較では70.8%まで回復、非鉄道事業も同様に回復傾向にあるとしています。また、通期での業績予想については、先行きに不透明感はあるものの、変更はないとのことです。