一気に気温も下がり、北から紅葉のたよりが届いている今日この頃。秋が深まる10月のトピックといえば、10月14日、日本で初めて新橋〜横浜間で鉄道が開業した「鉄道の日」。特に2022年は、「鉄道開業150年」という節目の年ということもあり、全国各地でイベントや列車の運行など大いに盛り上がりました。
レイルラボニュースでは「鉄道開業150年」に関連した記事や、10月から開始された「全国旅行支援」に関する記事が注目されました。
■祝！鉄道開業150年 明治～令和まで、進化遂げる日本の鉄道車両
日本の鉄道史は、1872年の鉄道開業時の150形蒸気機関車「1号機関車」から始まり、寝台特急(ブルートレイン)、0系新幹線、国鉄型特急・急行、高度成長期を支えた通勤型車両が誕生。さらに、スピードアップを図りながら改良される新幹線、特別な時間を提供する豪華クルーズトレインなど、その時代ごと、ライフスタイルに合わせ、さまざまな形で飛躍的に進化を遂げています。
【記事】祝！鉄道開業150年、明治～令和を駆け抜けた日本の名車両を一挙紹介
■「全国旅行支援」に合わせたおトクきっぷ
10月11日から、旅行費用の一部を国が負担する「全国旅行支援」がスタートしました。JR各社などは、通年販売する割引きっぷに加え、今年は「鉄道150年」を記念したおトクなきっぷを発売。10月で販売が終了しているものもありますが、この冬以降も利用できるきっぷも発売されています。これから旅行へ出かける人はぜひ、各方面のきっぷを探してみてはいかがでしょうか？
【記事】「全国旅行支援」10/11スタート！、全国のおトクなきっぷで出かけよう
■引退から1年、自宅でE4系新幹線「Max」が蘇る？！
2021年10月に惜しまれながら引退したJR東日本E4系新幹線「Max」。あれから1年、突如、新潟県のふるさと納税返礼品として「Max」のグリーン車座席が登場し、話題を呼びました。寄附金額は284,000円。SNS上では、「自宅に置きたい！」「普通車もぜひ」など、盛り上がりました。
【記事】E4系新幹線「Max」P17編成の座席、ふるさと納税返礼品で登場！しかもグリーン車
■東急 東横線「Q SEAT」車両が運行開始 サービスは2023年から
10月24日から東横線で運行する東急5000系に、ロング・クロス転換シート(デュアルシート)を組み込んだ車両、1編成の運転が開始されました。車両は2023年度以降、東横線に導入予定の有料座席指定サービス「Q SEAT(Qシート)」として使用予定。一足先に快適な座席を利用できます。
【記事】東急 東横線「Q SEAT」車両、10/24に一般車両として運転開始
■JR西日本273系 新 特急やくも、ベールを脱いだ！
2024年春に岡山～出雲市間で運行開始予定のJR西日本273系 特急「やくも」のデザインが発表されました。車体カラーは「やくもブロンズ」とし、シンボルマークは“モダンに八雲立つ、伝統を継承”がイメージとのこと。今後、4両11編成の計44両を投入される予定です。「自然振り子式」の381系車両から、国内初の「車上型制御付自然振り子方式」を採用する273系へ大きく変わる「やくも」。またひとつ、国鉄車両の引退が近づきます。
【記事】特急「やくも」新型273系デザイン決定、2024年春デビュー
日本中が「鉄道」一色となった10月が過ぎ、あっという間に2022年も残り2か月を切りました。鉄道の利用も、以前のような賑わいを取り戻してきました。そろそろ年末年始の帰省や旅行などの計画を立て、余裕を持った移動を心がけたいですね。
