鉄道で世界初!東京メトロ、「同期リラクタンスモーター」での省エネ化を実証

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長期評価を実施した日比谷線13000 系車両

©東京メトロ

東京メトロは2022年11月10日に、三菱電機と共同で鉄道用「同期リラクタンスモーターシステム」による省エネ化を実現したと公表しました。営業運用により、鉄道用の同期リラクタンスモーターの省エネ効果が定量的に確認されたのは、世界で初めてとなります。

東京メトロと三菱電機は、2021年12月から2022年2月にわたり、同期リラクタンスモーターシステムを試験搭載した日比谷線13000系車両で、新たに営業運用における消費電力量評価などの長期評価試験を実施。その結果、誘導モーターシステムと比較して約18%の省エネ化が実現可能であることを確認したそうです。

同期リラクタンスモーターとは、回転子鉄心内の磁気抵抗差によって生じる磁極との相互作用で発生する「リラクタンストルク」で駆動するモーターです。鉄道車両に広く採用されている「誘導モーター」と比較して、回転子の発熱損失が小さく、効率や質量特性に優れることが特徴です。

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