新年、あけましておめでとうございます。2023年も鉄道に関わるすべての皆様にとって幸せな1年になりますよう、レイルラボ編集部一同、心からお祈りいたします。
2022年の鉄道は、コロナ禍前の通りとはいかなかったものの、旅行支援の再開など後押しもあって、人の動きが戻ってきた1年だったのではないでしょうか？また、「鉄道開業150年」という節目から、久しぶりに明るい話題が多く見られた年でもありました。2023年も、日本の鉄道業界では、さまざまな動きが予定されています。
新型車両では、春頃に大阪メトロ400系、福井鉄道F2000形、JR北海道737系、夏にはN100系「スペーシアX(エックス)」、泉北高速鉄道9300系、宇都宮ライトレールHU300形などが運行開始予定です。
車両の動きでは、1月に東急8500系が、春頃にはJR北海道キハ183系使用の観光列車「ノースレインボーエクスプレス」、JR釜石線・花巻〜釜石間で運行するる「SL銀河」が、客車のキハ141系車両の老朽化に伴い引退。秋頃にはすでに定期運行を終えている小田急の特急ロマンスカー50000形「VSE」が、そして年度内に阪神5000系、木次線の観光トロッコ列車「奥出雲おろち号が幕を閉じます。このほか、「アクティ」「ホリデー快速あきがわ」「スノーラビット」などの列車愛称が廃止予定です。
駅・路線の動きでは、2023年3月18日(土)のダイヤ改正で、相鉄・東急直通線が開業、首都圏の多くの路線とのネットワークが大きく広がります。JR西日本 梅田貨物線が大阪駅まで延伸、「くろしお」「はるか」が新たに停車。JR北海道 日高線 浜田浦駅、JR東日本 山田線 平津戸駅が廃止されます。また、京葉線 幕張豊砂駅、田沢湖線 前潟駅が新規開業します。3月27日には福岡市地下鉄 七隈線が博多駅まで延伸、市街地から新幹線や空港などのアクセスがさらに便利になります。4月以降はJR北海道 留萌線が部分廃止に。夏頃にはJR九州 日田彦山線がBRTへ転換予定です。年度内には、広島県のスカイレールサービスの運行終了も予定されています。
レイルラボでは、2023年も鉄道ファンのみならず、鉄道を利用する方など、すべての皆様にとって関心のある話題をより多く提供してまいります。そして、家族や友人など、鉄道の旅を思いきり楽しむことができることを心から願います。本年もレイルラボをどうぞよろしくお願いいたします。
＜2022年度中の主な動き(予定)＞
■車両・形式・東急8500系、2023年1月定期運行終了 「ありがとうハチゴー」プロジェクト始動
・大阪メトロ、新型車両「400系」「30000A系」導入へ 万博の輸送力増強
・福井鉄道、新型「F2000形 FUKURAMライナー」2023年春導入へ
・JR北海道、初の通勤形ワンマン電車「737系」 2023年デビュー
・東武、新型特急N100系の愛称は「スペーシアX」に 2023.7.15デビュー！
・泉北高速鉄道、新型通勤車両「9300系」導入へ 2023年夏
・宇都宮ライトレール、工事完了は年明けに HU300形まもなく全編成揃う
・さよならを告げに…引退間近「ノースレインボーエクスプレス」、11月に道内各地で運転
・「SL銀河」2023年春に運行終了 旅客車の老朽化で
・ありがとう！小田急ロマンスカーVSE 3/11定期運行終了 多くのファンに見送られ
・木次線「奥出雲おろち号」、2023年度をもって運行終了
・さよなら、快速「アクティー」 2023年3月ダイヤ改正で廃止へ
・「高速で通過」する列車は全廃… 3月18日 北越急行 ほくほく線ダイヤ改正
・青梅線が激変！ワンマン運転や「ホリデー快速あきがわ」廃止 JR東 2023年3月ダイヤ改正
■駅・路線
・「相鉄・東急直通線」 、本線は目黒線・いずみの線は東横線へ ダイヤと新駅報道公開
・関空まで20分短縮！大阪駅うめきたエリア、「特急はるか」「くろしお」乗り入れで便利に
・JR北海道 日高線 浜田浦駅、廃止へ 2023年3月ダイヤ改正
・JR東、山田線 平津戸駅が廃止へ 2023年3月ダイヤ改正 通過扱いから1年
・JR北海道 日高線 浜田浦駅、廃止へ 2023年3月ダイヤ改正
・京葉線の幕張エリアに誕生する新駅名は「幕張豊砂」、2023年春開業予定
・JR北海道 日高線 浜田浦駅、廃止へ 2023年3月ダイヤ改正
・田沢湖線、盛岡～大釜間の新駅名を「前潟駅」に決定
・福岡市営地下鉄 七隈線(天神南～博多間)、延伸開業は2023年3月27日に決定
・JR北 留萌線 石狩沼田〜留萌間廃止 2023年4月1日に繰り上げ
・JR九州 日田彦山線 添田～夜明・日田間、「BRTひこぼしライン」として2023年夏開業
※一部を抜粋
