JR西日本は2022年12月19日(月)、走行中していた「のぞみ12号(N700系16両編成) 」の車両検査が未実施であることが判明し、一部区間で運転を取りやめました。
事象は10時頃、山陽新幹線の新神戸駅構内で発覚しました。博多発東京行きの「のぞみ12号」の、「仕業検査」が未実施であることが判明し、新神戸〜新大阪間で運休を決定。当該列車に乗車していた乗客約900名は下車し、新神戸駅で後続の「ひかり504号」に乗り換えました。
「仕業検査」とは、列車の走行にあたり、主要部分について外部より行う検査で、本来ならば12月18日に実施する必要がありました。JR西日本は 、今回の失念の原因について、博多総合車両所での、当日仕業検査を施工すべき編成の確認が不十分だったことを公表。新神戸駅までは車両に異常はなく、12月19日には仕業検査を実施したとしています。
このトラブルにより当該列車1本が一部区間で運休、遅延が8本発生し、約3,800人に影響が出ました。