ブルートレイン「なは」「瀬戸」で使用された国鉄24系客車を使用した香川県観音寺市の宿泊施設「四国遍路の駅 オハネフの宿 なは 瀬戸 」が、2023年4月8日(土)にオープンを迎えます。同施設は、2021年4月にクラウドファンディングにより鹿児島県阿久根市から移設された「オハネフ25 2209(デュエット/なは)」と「オハネフ25 206(B寝台/瀬戸)」の2両。丸2年をかけ整備され、ついに新天地となる同市の雲辺寺ロープウェイ山麓駅の駐車場内で新たな一歩を踏み出します。
宿泊料金は、デュエット(2人用個室)車両「なは」は1泊12,000円(2名まで)、開放B寝台「瀬戸」は1泊5,000円(1席)で、予約の受付を開始しています。予約は電話のみ、5月8日(月)までの受付を行なっています。車両横にはトイレ・シャワールーム等を完備した棟を設置、チェックインもここで行います。
■四国遍路の駅 オハネフの宿 なは 瀬戸
宿泊料金・予約受付
「なは」デュエット(2人用個室)12,000円(2名まで)
「瀬戸」開放B寝台 1席5,000円
予約受付:2023年5月8日(月)まで(2023年4月6日時点)
電話番号:090-6286-0325
住所・アクセス
〒769-1615 香川県観音寺市大野原町丸井1974-24
雲辺寺ロープウェイ山麓駅 駐車場
高松自動車道 大野原I.C.より車で15分
オハネフの宿では、ドアの開閉、車内チャイム、車内マイク、電灯などを当時の状態のまま、体感できます。宿泊日によっては、幕回しや撮影会などのイベントも企画するとのこと。
同車両は、2008年3月に廃車となった後、2009年1月から肥薩おれんじ鉄道 阿久根駅前にて、宿泊施設「あくねツ-リングSTAYtion」として、2014年まで営業。営業終了後は屋根無しの状態で、メンテナンスされず野ざらしのまま放置されていました。この現状を知った香川県善通寺市でうどん店を営む岸井正樹氏が、「阿久根で朽ちゆく寝台特急『なは』を救出!うどん屋夫妻の大挑戦」と題したクラウドファンディングを2度実施。この間に車両の補修や整備を行い、オープンに漕ぎ着けました。