JR西日本は、2023年3月期第3四半期決算を発表しました。新型コロナウイルス感染症の影響が縮小し、鉄道利用や個人消費の回復等により、2022年4月から12月期の連結累計期間で営業収益は前年同期比33.5%増の9,748億円、純利益は873億円となりました。連結・単体ともに3期ぶりの黒字です。
鉄道事業などの運輸収入では、鉄道需要の回復で利用が増加し、営業収益は前年同期比35.8%増の5,520億円、営業利益は310億円。コロナ前の2019年比較では、74.9%まで回復しています。
このほかの事業については、流通・ホテル業などが、全国旅行支援での旅行需要の押し上げ効果により増収となりました。
同社は、今後もグループ全体で、全国旅行支援やインバウンドなどの機会を捉え、観光需要の喚起、利用促進を図る考えです。 また、安全確保を前提に、コスト節減等の構造改革と財務基盤の立て直しに引き続き取り組んでいくとしています。