いすみ鉄道「キハ28」引退、余生は国吉駅で

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いすみ鉄道キハ28形気動車「キハ28 2346」引退

©いすみ鉄道

いすみ鉄道は2023年2月8日、キハ28形気動車「キハ28 2346」が運行を終了したことを発表しました。製造から約60年、同社での約10年間の歴史に幕を閉じました。引退後は国吉駅にて保存される予定とのことです。

「キハ28 2346」は1964年に製造された急行型気動車です。国鉄時代は主に山陰地方で活躍し、民営化後はJR西日本に継承され、北陸地区で運用。2012年から、いすみ鉄道に所属し2013年3月9日に運行を開始しました。国鉄キハ58系唯一の営業車両、さらに人気のレストラン列車として使用され、県外からも多くの観光客が訪れました。

しかし、車両の老朽化による相次ぐ故障、さらに部品確保も困難を極める中、検査切れにより、全般検査を実施しなくてはならない状況に。車両の維持には多額の資金を要するため、2022年11月27日に惜しまれながら定期運行を終了。その後、引退までは貸切列車運行やイベント等が行われていました。

いすみ鉄道は、「たくさんのお客様にキハ28をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。」と感謝の言葉を綴っています。

期日: 2023/02/08まで

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