JR北海道は2023年4月1日(土)、留萌線 石狩沼田〜留萌間の鉄道事業を廃止します。これに伴い、同社はこの区間での既存路線バスを基軸とした新しい交通体系について公表しました。
廃止後は、旭川市・深川市と留萌市を結ぶ広域的・幹線的な既存路線バス「留萌旭川線」を活用するほか、沼田町営バスの新規ルートを追加・増便します。これにより恵比島・真布地区の通学手段が確保されるとしています。
また、沼田町内の乗合タクシー時間拡大、留萌旭川線との接続により、沼田町〜留萌市間の円滑な移動手段を確保するほか、留萌管内と旭川市を⾼規格道路経由で結ぶ速達バス「沿岸特急あさひかわ号」を新設。留萌〜旭川間を1時間25分で結び、広域の通院・買い物等の利便向上を図ります。
このほか、留萌市と深川市を結ぶ早朝・夜間の乗合タクシーの新設により、通学手段の確保に加え、留萌・札幌・旭川での夜間滞在時間の拡⼤も図る予定です。
なお、存続する留萌線 石狩沼田〜深田間の鉄道路線については、通学利用に極力影響が出ないよう、朝の時間帯の深川行きと午後の石狩沼田行きは、現行の時間と同様になるよう設定されます。